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ロードサイド店舗の特徴と発展

2017.07.08

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ロードサイド店舗の特徴と発展

ロードサイド店舗ってどんなもの?

ロードサイド店舗とは主に郊外に立地し、自家用車やオートバイ、自転車などでの集客をメインとしている店舗を指します。ロードサイドは車での動線を主とする立地のことであり、その立地に出店するロードサイド店舗は大規模な駐車場を集客装置とし、大型駐車場を構えた店舗のことです。
都市部の商店街などの店舗と比較してロードサイド店舗では駐車場が十分にあり、店舗面積が広いことが特徴となっています。
そのためロードサイド店舗は飲食店やスーパーになどに限らず、大型のホームセンターやガソリンスタンド、カーディーラーなど、都市部の商店街では見られない業態の店舗も数多くみられます。
ロードサイド店舗では電車等の時間にとらわれないため、24時間営業の店舗もあり、コンビニエンスストアや飲食店を中心に地域の利便性を高めています。
ロードサイド立地のロードサイド店舗は敷地が広大で店舗の面積が大きいのが特長です。
豊富な品揃えで業態は様々ですが、ロードサイド店舗では個人商店よりも有名チェーン店が多いことも特徴の一つではないでしょうか。
自動車での集客をメインとしているため、大きく明るい目立つ看板もロードサイド店舗の大きな特徴と言えますね。


ロードサイド店舗が発展していった理由

ロードサイド店舗は1970年ごろから郊外の幹線道路沿いを中心に急速に増えていきました。高度経済成長期とともに自家用車を所有する家庭が増え、生活圏の範囲が広がった事により、ロードサイド店舗という概念が発生しました。大型駐車場を構えたファミリーレストランや、ガソリンスタンド、ドライブインやスーパーマーケットが出店を始めました。
高度経済成長により都市の中心部は地価が高騰、居住地は中心部から郊外へと移っていき、同様に商業店舗も地価が高い中心部から郊外へと拡散していったことがロードサイド店舗の発展のきっかけとなっているようです。
それまでも幹線道路沿いにはガソリンスタンドなど点在していましたが、都市の郊外化の急速な発展で幹線道路に生活道路としての要素も加わったことでファミリーレストランなどの需要も高まり、ロードサイド店舗の業態も多様になっていきました。
また、高度経済成長により自家用車の普及率も高くなり、人々は遠い中心部まで足を運ぶよりも、広い駐車場を持つロードサイド店舗を利用することが多くなったことがロードサイド店舗が発展していった理由の一つとして考えられます。大きな荷物や量の多い買い物など、自動車で運べることは大きな利点です。
また、車への依存度が高い地方都市の幹線道路沿いにおいても同様に大都市の郊外に見られるロードサイド店舗が多く形成されるようになりました。
1980年代になると、地方を中心に車の台数が増え始め、一家に2台3台と持つようなりました。
また高速道路やバイパスなどが整備され、郊外への人口流入が爆発的に増え始め、カー用品店やディーラー、タイヤ店など車の為の店舗が出るようになりました。
1990年代になり、更に家具店や酒屋・レンタルビデオ・ホームセンター・飲食店でも洋食以外にも和食や焼き肉などの業態も出店を始めました。
2000年代になり、コンビニエンスストアが大型化をはじめ、小規模で駐車場の少ない既存店舗を閉店し近隣に売り場も大きく、駐車場も広い店舗を新築する流れが出るようになりました。また、大店立地法の施行により、アウトレットモール、大型スーパーを中心とした商業モール、家電量販店、総合スーパーが進出するようになり益々華やかになってきました。
2010年代になると、ロードサイド店舗は全国展開「回転寿司」や地域に密着した「大型喫茶店」などが登場し出店攻勢を始めました。ロードサイド店舗の多様化の始まりです。
また、一方でガソリンスタンドが経営効率図る為に「蛇口の調整」を始め、10店舗を閉店し、セルフ式大型店舗を作り始めたり、インターネットの普及などが影響し大型家電店の撤退が目立つようになるなど、出店一方の時代からロードサイド店舗の業態が時代に合わせ転換するようなったのです。
当社でも展開しているコインランドリーもこの頃からロードサイドの立地に出店するようになりました。
ロードサイドの立地の特長を生かし、時代の流れをつかんだテナントが生き残る時代となったのです。

人々の住まいが郊外に移動したことと自家用車の普及は、同時に人々の生活圏の距離範囲が広がったこととなりました。
これまで駅により近い商店街が有利と考えられていた商業施設は、ロードサイド店舗とすることで広範囲から集客ができるようになっていきます。
ビル内の店舗と違い、ロードサイド店舗では床面積も広く取れるため大型商品などの品揃えを充実でき、ゆったりした空間で多数の商品の中から欲しいものを選べることは利用者にとっても販売側にとっても大きなメリットとなっていきます。
それ以前はロードサイドの特徴を活かし、車関係の店舗が多かったのですが、先に述べたように駅前店舗よりロードサイド店舗が大きなメリットが得られることから車関係以外の業種がロードサイドに出店することが増えていきました。
現在ではロードサイド店舗も多種多様になってきており、以前から多くみられたファミリーレストランやホームセンターなどに加え、娯楽を担うカラオケやインターネットカフェなどの主に中心部のビルに出店していた業態もロードサイド店舗としての出店があたりまえとなってきました。
ロードサイドではあらゆるお店が駅前とは異なるコンセプトでお店づくりをして出店しています。
生活圏内であることからロードサイド店舗にはファミリー層が多く訪れるようになり、駅前とは明確に違うお店づくりで子ども連れでも各年代が楽しく過ごせるよう工夫されています。
ロードサイドのファーストフードや丼物店などは駅前のお店と全く違う空間で過ごすことができます。
コンビニエンスストアなどはすでに地域の公共施設としての役割も担っており、今ではロードサイド店舗の中でも最も店舗数の多い業態となっています。
ロードサイド店舗は地域のコミュニティーづくりにも一役買っているようですね。

ロードサイドの立地の今後の展開

企業側のロードサイド店舗としての出店意欲は高く、業態も多種多様にどんどん増えています。
ロードサイド店舗の魅力は先に述べた以外にもたくさんありますが、今現在も駅前でしか見かけなかった有名ラーメン屋さんや某イタリアンチェーン店、大型のパティスリー店や大型ベーカリーショップなどもこぞってロードサイド店舗として進出し、大成功しているようです。
特長を捉え立地を生かすテナントを選ぶ時代がやってきました。
ロードサイドを中心に店舗があれば訪れる人も増え、地域も活性化していくようです。
ロードサイド店舗としてのメリットを活かしてどんなお店が増えてくるのか、これからもとても楽しみですね。